セブンイレブンのおでんは中止?ファミリーマート、ローソンのおでんについても特徴を解説します

グルメ

寒い季節になると、コンビニエンスストアのカウンター横で見かけるおでんについ手が伸びてしまいますよね。
夏場は見かけないのに、気づけば秋から冬にかけていつの間にか登場しています。
このおでん、実は販売時期や置いてある場所、コンビニごとの特徴があることをご存知ですか?
今回はこれらの点について、詳しくご紹介します。

■ コンビニおでんの販売期間について

コンビニおでんを待ち望んでいる方へ、その販売期間についてご案内します。販売が始まる時期と終了時期を確認し、おでんシーズンを存分に楽しんでください。

・主に8月のお盆明けから4月中旬まで

多くのコンビニでは、お盆を過ぎた8月末から9月初旬にかけておでんの販売を開始し、翌年の4月中旬まで続けます。ただし、店舗によっては年間を通じておでんを提供している場合もあります。特に暖かい地域では、季節の変わり目が早いため、販売終了時期が他の地域よりも早い傾向があります。

・お盆明けからの販売開始理由

お盆が終わると多くの店舗が秋の商品へと切り替わります。これにより、消費者の意識も「秋の到来」とシフトし、おでんの販売を開始するタイミングとなります。この時期におでんを目にすると、「おでんの季節が来た」と感じ、涼しくなり始めた時には、実際におでんを購入する動機につながります。

■ セブンイレブンのおでんについて

セブンイレブンでのおでん販売は、1979年に始まりました。これがきっかけでコンビニおでんが全国に広まり、現在も「味しみシリーズ」として人気を博しています。ここでは、セブンイレブンおでんのいくつかの特徴に焦点を当てて説明します。

<セブンイレブンおでんの主な特徴>

・一般的には120円前後の価格帯

・冷蔵のおでんパックも取り扱いあり

具体的に見てみましょう。

・120円前後の価格帯が多い

セブンイレブンでは、おでんの多くが税込120円から130円の範囲に設定されていますが、地域によっては「なんこつ入り鶏つくね串」が170.64円(税込、販売地域:東京)や「豚なんこつ」が225.72円(税込、販売地域:宮崎県・鹿児島県)など、価格が異なる商品もあります。

・冷蔵のおでんパック

セブンイレブンでは、セブンプレミアムブランドの下、冷蔵おでんパックも販売されています。このパックには、厚切りの大根、こんにゃく、卵など7種類の具材が含まれており、家庭用の電子レンジで温めて楽しむことができます。

■ ファミリーマートのおでん特徴解説

ここではファミリーマートで販売されているおでんの主な特徴を見ていきましょう。

<ファミリーマートおでんのポイント>

・大部分の単品おでんが統一価格125円

・だしに特にこだわりあり

・8品目が入ったパックおでんも提供

具体的に詳しく解説します。

・大部分の単品おでんが統一価格125円 2023年9月現在、ファミリーマートでは牛すじ串を除くすべての単品おでんを税込125円で提供しています。牛すじ串は160円です。価格統一はお客様が購入時に計算しやすいように設定されています。

・だしに特にこだわり ファミリーマートのおでんは、複数種の魚介から取っただしに丸鶏エキスを加えた「飲み干したくなるつゆ」を使用しています。2023年からこのだしで提供を始めており、地域ごとにだしの風味を調整しています。

・8品目が入ったパックおでんも提供 ファミリーマートでは「8種8品目の具材 和風だし香るおでん」を268円(税込)で販売しています。昆布と煮干しで旨みを増したかつお節ベースのつゆに、定番のおでん具材が含まれています。このおでんはつゆまで楽しめるため、使い回しも可能です。

■ ローソンのおでん特徴解説

ローソンのおでんについてもその特徴を見ていきましょう。

<ローソンおでんの主なポイント>

・価格は一般的に110円から150円

・冷蔵のパックおでんも用意されている

それぞれの点を詳しく見てみます。

・価格は一般的に110円から150円 2022年には97円から提供されていたローソンのおでんですが、現在は110円から150円の範囲で販売されています。定番の「つゆしみ大根」や「つゆしみたまご」は120円、特定地域限定の「沖縄そば」は150円、「しみ豆腐」は130円といった価格設定がされています。

・冷蔵のパックおでんも用意されている

ローソンでは、「おでん550g」を268円で販売しており、この商品には2種類のかつお出汁で煮込まれた7種類の具が含まれています。この冷蔵パックおでんは、手軽に家庭で本格的な味わいを楽しめるため、多くのお客様に選ばれています。

■ コンビニでのおでん販売の減少傾向

かつてはセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなど主要なコンビニチェーン店で広く販売されていたおでんですが、近年その数は減少しています。

おでんは多様な具材の準備と長時間の煮込みが必要で、さらにつゆの管理や鍋の清掃など、手間と時間がかかる商品です。これに加えて、具材によっては展示後すぐに廃棄しなければならないものもあり、効率的な運営が難しいことが原因で販売を中止する店舗が増えています。

特に2020年以降、新型コロナウイルスの影響を受けてファミリーマートやローソンでは販売店舗を減少させています。セブンイレブンにおいても、同様の理由でおでんの取り扱いを中止している店舗が出てきています。これらの状況から、将来的にコンビニでおでんを見かける機会はさらに減る可能性があります。

■ コンビニおでんに関するよくある質問と回答

コンビニおでんに関するいくつかの一般的な質問とその回答をまとめました。

・コンビニでおでんが販売されていない時間はあるの?

コンビニは24時間営業ですが、おでんの販売は常時とは限りません。深夜の少ない時間帯には煮込み作業や清掃作業のため、おでんを購入できないことがあります。

・おでんの予約は可能? 店舗によりますが、多くの場合、電話予約を通じておでんを事前に注文できます。ただし、おでんの味がしっかり染み込むには時間が必要なので、食べる2~3時間前に予約することが推奨されます。

・煮込みおでん以外のタイプはある? コンビニではレジ横で煮込まれているおでん以外にも、チルドタイプやレトルトタイプ、カップタイプのおでんも販売されています。これらは家庭で簡単に温めるだけで楽しめるため、手軽さを求める方には特に便利です。

・おでんのセールは行われている? コンビニチェーンでは時折、おでんのセールを行っています。10%オフや特定の割引が適用されることがあるので、店舗の告知やSNS、公式サイトをチェックすると良いでしょう。

■ コンビニおでん、お盆明けからの販売開始!

お盆が過ぎると、コンビニ各店でおでんの販売が始まります。どの店舗のおでんが一番美味しいか、家族や友人との食べ比べを楽しむのもおすすめです。レジの近くで提供されるおでんをセール価格で購入するチャンスを活用したり、レトルトパックをストックするのも良いでしょう。今年も様々な方法でコンビニおでんの味を堪能しましょう。

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