ダイソー発見!色落ちしない100円染料で服をリニューアル

生活暮らし

自宅に置き去りにされがちな色あせた服や、最近着る機会のない洋服、お持ちではないですか?

今回は、そんな使われなくなった服を、100円ショップで手に入る染料を使って新たに生まれ変わらせてみました。

自分で服を染めると聞くと難しそうですが、100円ショップの商品を使えば驚くほど簡単で、見事に生まれ変わります。

このリメイク活動は、新しいファッションを楽しむだけでなく、古いアイテムを再利用することで環境にも配慮した取り組みとなります。

ここでは、私が試したおすすめの商品やその使用方法について詳しく紹介します。

手軽にできるので、洋服のリメイクに限らず、オリジナルのハンドメイド作品にもぜひ挑戦してみてください。

ダイソー発!服を新たに彩る100円アイテム紹介

100円ショップには、服や布を染めるのに適した様々なアイテムが揃っています。

一見すると通常の用途とは異なる使い方も可能で、「これで染めることができるの?」と思うような商品も見つかります。

実際に試してみて、予想外の方法で使えることに私も驚いたことがあります。

これから紹介する染料は、デザインや用途に応じて選ぶべきものがありますので、目指す色や柄に合わせて選んでください。

ここでは、ダイソーで見つけた便利な染料をいくつかご紹介します。

墨液や墨汁での黒染め

書道で使用される墨液は、服に付けると容易には落ちない性質を持っています。これを利用して服を黒く染めることができます。

墨液を使うと、グレーやチャコールグレーのような落ち着いた色調に染めることが可能です。自然な風合いで、ピグメント加工風のデザインを楽しむこともできます。

しかし、墨液の色が濃いため、他の色と混ぜて使う場合は慎重に行う必要があります。黒を先に使用すると、他の色が覆い隠されてしまうので、墨汁だけで全体を染める方法を選びました。

プリンターインクの活用

ダイソーでは、家庭用プリンター用の詰め替えインクも取り扱っています。エプソン用とキャノン用がありますが、エプソン用は色の種類が豊富です。

プリンターインクはシアン、マゼンタ、イエローの三原色を基にして色を生成します。これらを組み合わせることで、無限に色を作り出すことができます。希望の色合いになるよう、三色のバランスを調整しながら染めてみてください。

インクは液体状で扱いやすく、タイダイ染めなどの染め方にも適しています。私が特に驚いたのは、このプリンターインクを使って服を染めるというアイデアでした。新鮮な驚きとして、大いに楽しんでいます。

アクリル絵の具を使った染色テクニック

アクリル絵の具は、アクリル樹脂をベースにしており、乾燥すると耐水性を持ちます。

この性質が染色に適しています。染色には水性絵の具ではなく、耐水性のあるアクリル絵の具を選ぶ必要があります。

水性絵の具では、染色後に色が落ちる可能性があるため注意が必要です。

アクリル絵の具は色の選択肢が豊富で、プリンターインクよりも多くの色が利用可能です。

水で薄めて使用することで、色の調節が簡単にできますし、子どもたちと色の実験を楽しむのも良いでしょう。

さらに、アクリル絵の具はタイダイ染めや全体染めにも適しており、絵の具を直接使用してプリント風のデザインを作ることができます。

ティーパックを使用した自然な染色方法

紅茶や緑茶のティーパックは、意外にも染料として使えます。

紅茶をこぼしてしまった経験がある方は、そのシミを染色に応用することができます。

ティーパックから抽出される色素が布に染み込むことを利用して、均一に染めることで独自の色調を作り出すことが可能です。

明るい色を出すのは難しいですが、自然な色合いを求める際には適しています。

この染色方法は植物由来で肌にも優しいため、オーガニックコットンなどのナチュラル素材に使用するのにも最適です。

インスタントコーヒーを使った独特の染色

インスタントコーヒーも、ティーパックと同様に飲み物ですが、染料として活用することができます。

市販のコーヒー染め商品は手間とコストがかかるため高価ですが、家庭で簡単にオリジナルのコーヒー染めを楽しむことが可能です。

コーヒーを染料として使用すると、驚くほど柔らかいブラウン色に染まります。色の深さはコーヒーの濃度や染める回数によって調整できます。

100円ショップでインスタントコーヒーを選ぶ際は、ペットボトル入りの飲料ではなく、純粋なインスタントコーヒーの選択が推奨されます。

ペットボトル入りの飲料には染色に適さない成分が含まれているためです。

油性マーカーでの染色方法

これまでに液体状の染料を多く紹介してきましたが、油性マーカーも染料として非常に有効です。

普段、消えにくいマーキングに使用される油性マーカーを染色に応用することができます。

油性マーカーは、細かなデザインや模様を描くのに適していますが、タイダイ染めや全体染めには向きません。特に部分的なデコレーションやアクセントとして使用すると良いでしょう。

色の混色が困難なため、多様な色を揃えることを推奨します。市場には多彩なカラーがあり、それぞれの用途やデザインに合わせて選ぶことが可能です。

塩素系漂白剤によるデザインアプローチ

次にご紹介するのは、漂白剤を使用したデザイン手法です。

通常染料が色を加えるのに対し、漂白剤は色を除去することで模様を創出します。

白い服や色あせたアイテムをリフレッシュする際に「染める」ように使用することもありますが、色のある衣服から意図的に色を抜いてデザインを施す方法もあります。

特に暗色系の衣服や布地に適しています。

ヴィンテージスタイルやダメージ加工のような効果も実現できます。

漂白剤を全体に使用しても良いですし、部分的に使用してデザインを入れるのも魅力的です。筆を使って文字や図案を描くことも可能です。

特に注目されているのが、「脱色コンバース」というスタイルで、100円ショップの商品を使って簡単に試すことができます。

漂白剤を選ぶ際は、色抜き効果が顕著な「塩素系」を選び、「酸素系」は避けることが重要です。これらを用いて、様々な染色やデザインを楽しむことができます。

どのアイテムを使うかは、均一に全体を染めたいか、それとも部分的にデザインを加えたいかによって異なります。次に染めたい色をイメージして選ぶと、最適なアイテムが見つかるでしょう。

服の染め方、もっと簡単に!

「服を染める」と聞いて、難しいとか手間がかかると思われがちですが、100円ショップのアイテムを利用すれば意外と簡単にできます。

100円ショップで見つかる染色アイテム

服や布製品を染める方法は大きく分けて二つあります。

一つは自然から取れる植物や食品、土を使う方法、もう一つは専用の化学染料を使用する方法です。

化学染料では特殊な器具が必要となり、家庭での使用にはハードルが高いこともあります。自然素材を使う方法は入手しやすいですが、色が鮮やかに出にくいことが欠点です。

しかし、100円ショップには食品、文房具、生活雑貨など、染料として使える多様な商品があります。

これらを染料として創造的に活用することで、手軽に服を染めることが可能です。

これらの商品を使うと、手軽にファッションアイテムをカスタマイズできます。

特に子供と一緒に染色活動を行うと、色作りやパターンの想像、染料の配合などを通じて、創造力や学習能力を育てることができる素敵な機会になります。

基本の全体染め

布製品全体を均一に染め上げるのは、染色の基本中の基本です。色の新調や色褪せたアイテムの再生に最適な方法です。

【準備するもの】

  • 染めたい服や布製品
  • 染料(プリンターインク、アクリル絵の具、墨汁、ティーパック、インスタントコーヒーなど)
  • お湯
  • 保存用のビニール袋やバケツ、桶など

【染め方の手順】

  1. 染める前に、布製品を水に浸しておく。
  2. 保存袋やバケツに染料とお湯を入れ、色水を作成する。ティーパックやインスタントコーヒーを使用する場合は、通常の抽出方法でお湯に溶かす。
  3. 染める布製品を水から取り出し、軽く水を絞る。
  4. 水を絞った布製品を色水に浸し、3時間から1日の間、放置して色を染み込ませる。
  5. 色がしっかり染み込んだら、布製品から水を絞り出し、天日干しで色を定着させる。
  6. 完全に乾いたら、清水で洗い、水が透明になるまでしっかりとすすぐ(色が薄いと感じる場合は、手順3から5を再度繰り返す)。
  7. 最後に、染めた布製品を通常の方法で洗濯し乾燥させる。
  • 色水は濃いめに準備する。
  • 染料は多めに用意し、布製品が完全に浸る量を用意する。
  • 染める時間が長いほど色が濃くなるので、時間を長めに取ることがポイント。

染色時には、私は通常のバケツや桶の代わりにジッパー付きの保存袋を使用します。

これにより、色移りの心配が少なく、後片付けも簡単になります。また、色水を濃くすることで、色の発色を良くし、手間を減らすことが可能です。

ティーパックやインスタントコーヒーを使う場合、染め上がりがやや薄くなるため、自然な色合いを求める場合に適しています。

はっきりした色を出したい場合は、他の染料の使用を検討すると良いでしょう。自然素材を使用することで、環境への配慮もできる一石二鳥の方法です。

タイダイ染めの魅力と基本手順

タイダイ染めは、全体染めの技法を応用し、家庭でも手軽に楽しむことができる人気の染色方法です。

結び方や色の配分によっては、同じデザインが二度と出来ないため、世界に一つだけのアイテムを作る楽しさがあります。子どもと一緒に挑戦するにも最適です!

【必要な材料】

  • 染めたい衣服や布製品
  • 染料(プリンターインクやアクリル絵の具が推奨)
  • 細口ボトル(100円ショップで入手可能な調味料ボトルが適しています)
  • 輪ゴム
  • お湯
  • 保存用のビニール袋やバケツ、桶

【染め方】

  1. 染める布製品を事前に水に浸しておく。
  2. ボトルに染料とお湯を入れ、よく振って色水を作成する。
  3. 水気を軽く絞った布製品を平らに広げる。
  4. 布の中央をつかみ、時計回りまたは反時計回りにねじりながら束ねる。
  5. 輪ゴムで固定し、形を保つ。
  6. 準備した色水を、束ねた布製品にランダムにかける(かき氷にシロップをかけるように)。
  7. 色が浸透するまで3時間から1日放置する。
  8. 染色が完了したら、布から水をしぼり、天日で乾かして色を定着させる。
  9. 完全に乾いた後、清水で洗い流し、水が透明になるまでしっかりとすすぐ。
  10. 通常通りに洗濯し、乾燥させる。
  • 色のバリエーションを増やすと、より鮮やかで多彩なデザインが楽しめます。
  • 布を束ねる方法によって、さまざまな模様が生まれます。例えば、ねじると放射状の模様が出現します。

タイダイ染めは、他の染色技法とは異なり、瞬間的に華やかな印象を与えることができます。

布を畳んだり、複数箇所をまとめてみたりと、いろいろなアレンジを試してみるのも一興です。

染め上げた瞬間に現れる模様には、きっと感動するはずです。

ただし、一度広げてしまった後の追加の色付けは難しいため注意が必要です。

色落ちが気になる場合は、洗濯前に色止めを施すことをお勧めします。

ワンポイント染めの楽しみ方と手順

ワンポイント染めは、従来の染色方法よりも手軽に、絵を描くような感覚で楽しむことができるテクニックです。この方法では、細かなディテールやシンプルなデザインを自在に表現可能で、水彩画のようなやわらかな印象を布地に与えることができます。

【用意するもの】

  • 染めたい服や布製品
  • 油性ペン
  • エタノール(または消毒液)
  • スポイト
  • アイロン

【染め方】

  1. 最初に、服や布製品を清潔にして乾かします。
  2. 油性ペンを使用して、布に直接絵やデザインを描きます。
  3. スポイトでエタノールを吸い上げ、描いたデザインの上にゆっくりと垂らしていきます。
  4. エタノールを垂らした後、アイロンをかけてインクを布に定着させます。
  5. 染め終えた布製品は、通常どおりに洗濯して乾燥させます。

エタノールを加えることでインクが布に滲むことにより、独特の染め上がりが得られます。

この滲み具合を見るのも楽しい一部であり、その過程をSNSで共有することもできます。

この手法は、誰でも簡単にトライできるので、大人も子供も一緒にクリエイティブな時間を楽しむことが可能です。

また、気に入っているが色が少し物足りない服に対して、自分好みのアレンジを加える絶好の機会にもなります。

効果的に服を染める方法

以前に基本的な服や布製品の染め方を紹介しましたが、実際に試してみると思うように染まらない場合もあります。

今回使用する油性の染料は水では落ちにくいため、特に注意が必要です。以下に安全かつ効果的な染色作業を進めるためのポイントをご紹介します。

安全対策として手袋の着用

染料は直接肌に触れると色が移り、アレルギー反応を引き起こす可能性があります。

そのため、染色作業を行う際は必ずビニール手袋やゴム手袋を着用してください。

手袋が手元になければ、ビニール袋で手を覆う方法もあります。これにより、手を清潔に保ちつつ安全に作業を行うことができます。

染め作業の環境を整える

染色作業中は予期せぬ汚れや色はねが起こり得ます。

そのため、作業場所は服や周辺が汚れても問題ない場所を選び、電子機器など敏感な物がないことを確認してください。

屋外での作業が理想的で、作業着は汚れても良いものを選ぶことが望ましいです。また、お子さんと作業する場合は、さらに汚れに注意してください。

染める生地の素材の確認

染める布製品の素材によって染料の吸収度が異なります。

染色を始める前に、対象となる生地がどのように染料を受け入れるかを確認することが重要です。

綿や麻などの自然素材は染料をよく吸収し、鮮明に染まることが多いですが、ポリエステルなどの合成繊維は染まりにくい特性があります。

合成繊維が含まれている場合は、色が期待よりも薄くなることがありますので、可能ならば綿や麻100%の生地を選ぶことを推奨します。

新品の生地は糊が残っていることがあるため、染める前に一度洗濯して糊を落とすと良いでしょう。

染めた衣服の洗濯方法について

染めた衣服を洗濯する際は、最初の数回が特に重要です。

初めの2、3回の洗濯で色落ちや他の衣類への色移りが最も起こりやすいため、注意が必要です。

染めた衣服は、できるだけ他の濃色の衣類とは分けて洗うこと、または色移りを防ぐためのおしゃれ着用洗剤を利用することを推奨します。

色が他の衣類に移ると、染めた意味がなくなってしまうからです。

私自身、白いTシャツと他の色物を一緒に洗ってしまい、色移りしてしまった経験があります。

そのため、染めた衣服の洗濯は特に慎重に行うことが大切です。

アクリル絵の具での染色体験レポート

今回は以前紹介した染色方法を実際に試してみた結果を共有します。

使用したのはダイソーで購入したアクリル絵の具(茶色)で、目標は柔らかな色合いの白いバンダナを全体染めすることでした。

選んだバンダナは綿100%のものを使用しました。

染色プロセスを簡素化するため、保存袋に絵の具とお湯を入れて色水を作成しました。

この方法は非常に手軽で、布を浸すのに5分しかかかりませんでした。

色漏れを防ぐために、一晩(約8時間)保存袋を洗面器に置いて放置しました。

翌日、天日で乾燥させた結果、想定より色が濃く染まっていましたが、洗濯により適度な色合いに落ち着きました。

最初は色が濃すぎたものの、洗濯を経ることで望んでいた色に近づきました。また、使用したアクリル絵の具からは特有の匂いが残ることもありませんでした。

染色体験から得た知見

  • 綿100%の生地が染色に適しています。
  • 保存袋を利用すると、作業後の清掃が容易になります。
  • 絵の具と水の比率は、約6cmの絵の具に対して500mlの水。
  • 染色にかかる時間は8時間が目安。
  • 染めた直後と洗濯後では色が約半分に薄くなる傾向にあります。

染めたバンダナで巾着袋を作りました。

もともとのペイズリー柄が黒色であったため、茶色に染めることはなく、作成した巾着はオリジナルのブラウン色で非常に魅力的に仕上がりました。

改善点と今後の試み

今回の体験から、次に向けて改善すべき点と試みたいことがあります。

  • 生地をできるだけ広げて均一に染めるようにします。今回は生地を丸めたため、ムラが出てしまいました。
  • 柔らかい色合いを目指して、白色の絵の具を加えて色水を作る方法も検討します。

この体験がこれから染色を試す方々にとって有益な情報となれば幸いです。

まとめ:簡単な染色方法とアイテム選びのポイント

  • 染色用品の選定: 100円ショップで購入可能なプリンターインク、アクリル絵の具、油性ペンを染料として利用できます。
  • 環境に配慮した染色: ティーパックやインスタントコーヒーを利用し、環境に優しい染色方法を試すことができます。
  • 色水の準備: 自分の好みに合わせた色水を作成し、それを使用して染めます。
  • 適切な素材の選択: 染色には綿や麻などの自然素材が適しています。

100円ショップのアイテムを使用することで、簡単かつ迅速に染色を楽しむことが可能です。

忙しい方でも手軽にオリジナル作品を作成できるので、手作りの喜びを手軽に味わうことができます。

また、これらのアイテムを利用して、家庭で使われている衣服や布製品を新しく再生したり、オリジナルアイテムを作成することが可能です。

自宅で簡単に一点ものを作れることは、大きな魅力と言えるでしょう。

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